愛犬の看護日記~慢性腎不全~

腎不全の末期であろう老犬ノアの日々の様子を残していきたいと思います。

「人間ドック」ならぬ「ドッグドック」⁈

こんにちは。
現在15歳のトイプードル×シーズのMix犬、ノア君の飼い主のノアのお母ちゃんです。

今回は、ノアが14歳の時に受けた「人間ドック」ならぬ「ドッグドック」の結果、僧帽弁閉鎖不全症、腎不全、肝臓腫瘍、前立腺肥大症…など、様々な問題が見つかってから、現在までの経過をざっくり紹介したいと思います。

 

ドッグドックの結果を受けて・・・

2021.2月 先生から検査結果の説明を受けました。

当時は、食欲旺盛、お散歩大好き、元気そのものでしたから、何かの間違いでは?と思ったのが正直な感想です。

それと同時に、もっと予防できたことがあったんじゃないのか…
毎年精密検査をうけさせられるくらいの余裕があれば、こんなことにならなかったのではないかと自分を責める気持ちもこみあげてきていました。

 

肝臓腫瘍に対しては手術も考えましたが、悩んだ末に、結局手術はしないことに決めました。

その理由として、手術前のCT検査での画像診断、良性悪性の判断のために針で腫瘍を穿刺して組織や細胞を採る検査などで何度か全身麻酔をされる身体的負担と、家族と離れる精神的負担が大きいこと。

また、小さな腫瘍が無数にあり取り切れない(表面だけとは限らない)ため、悪性であれば、オペ後は、抗がん剤治療となること。

そこまでの負担にノアが耐えきれても、完治できるとは言えないということ。


それで健康寿命が逆に短くなってしまっては元も子もない、苦しみながらの延命するのであれば、楽しい時間をできる限り共有して最期を迎えてほしいという考えに至りました。


あくまでも、私が今の時点でなんとか出した答えなので、正しいかどうかはわからないし、「それでも生きていてほしい、可能性は0ではないのに捨ててしまって良かったのか」という考えも0にはできていません。

さらに、人間側の私の勝手な理由として、私自身が学生であることと、小さな子供がいることで、金銭的、精神的、時間的な問題があることも恥ずかしながら事実ですが、そのあたりも、結局のところ«今自分ができることを精一杯やりきるしかない»という結論にいたりました。

 

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日に2回の散歩が、お母ちゃんとノアの楽しみでした。


そして、投薬しながら7か月程過ごしてきました。


お薬の内容は、肝臓の数値を下げるウルソデオキシコール酸100mgと、腎臓機能低下により除去できなくなった老廃物や毒素を吸着して排出させる目的で、活性炭のネフガードを与えています。

腎臓食はあまり美味しくないのか全く食べないので、納豆を少しかけてみたり、鶏肉をかけてみたりするとよく食べました。
それが良くなかったのかもしれないと後から考えましたが、とにかくよく食べて、よく運動して元気にすごしていました。

 

誕生日会

2021.8月 ノアの15歳のお誕生日会をしました。

最後の誕生会になるかもしれないので、ノアを可愛がってくれている親戚を呼ぶ予定でしたが、再び緊急事態宣言が出されたので、家族だけでお祝いすることになりました。

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赤いちゃんちゃんこを着て。

その2日前から、嘔吐して食欲もあまりなかったのですが、普段我慢させていた大好きなさつま芋とヨーグルトの手作りケーキには、飛びついて食べていました。

 

容態急変

次の日、朝の散歩まではいつもと変わらず過ごしましたが、朝ご飯に珍しく口をつけないと思っていたら、嘔吐してしまい、その後はぐったりと寝て過ごしました。
夕方の散歩にも行きたがらず、夜は立ち上がることもままならなくなりました。

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その時の様子

 

次の日から4日間、私が遠方での実習があったため留守にしなくてはならず、母と娘達がスポイトで水分補給をこまめにしてくれた甲斐あってか、散歩に行き排便したり、自分で水を飲みに部屋から出てくる程度には回復しました。

 

帰ってくるまでは…と祈りながら出掛け、4日間の実習から帰ってきた時にはヨロヨロしながらも待っていてくれました。

 

 

ここまでが、ドッグドックをうけてから、容態急変するまでの経過です。

次回からは、日々の様子などを更新していけたらと思います。