看護日記 その10
こんにちは。ノアの飼い主のノアのお母ちゃんです。
前回に引き続き、慢性腎不全の末期であろう、老犬ノアと過ごす最期の日々の様子を、日記のように記録していく形で、今回も書き残していこうと思います。
※あくまでも、素人の勝手な看護日記なので、獣医さんが首をかしげる内容も多々あるかと思いますので、もし試してみたいと思っていただいた内容がありましても、主治医の先生に相談してみて下さいね。
看護日記その10
8/29(日)
今日も夜中の3時に起き、「ふぅ~んふぅ~ん」と泣くように鳴いていました。
いつも喉が渇く頃の時間なので、おそらく水飲みへ向かおうと一度立ち上がりましたが、力が出なかったのか再度横になりました。
シリンジでスポーツドリンクを飲ませてやると、しばらく飲んでいましたが、赤ちゃんのように途中で飲みながら寝てしまいした。
5時にまた鼻を鳴らしていたので同じように水分摂取させました。
6時にまた鳴いているので水分と薬を与えた後、ベランダを見ていたので出してみると、前のように歩き回ってベストポジションを探すことはなく、置かれたその場で排尿していました。
9時に黄色い胆汁のようなものを嘔吐しました。
立ちすくんでいたので鼻のケアなどモーニングケアをして、11時頃には食事も与えました。
動物病院受診しました
お母ちゃんは車を所有していないので、タクシーで動物病院まで行ってきましたが、アプリを使うと数分以内に迎えに来てくれるので、車を持つよりも経済的なだけでなく、早くて便利ですね。
さて、お口の診察の結果、肝臓の腫瘍が腫れている様子がないことから、やはり腎不全からくる栄養不足による壊死とのことでした。
口の横のヒダの腫れは、ヨダレで常に濡れていいることや、歯周病からくる軽いものなので、そこまで心配はないとのことでした。
舌の壊死に対しては、ステロイドで炎症を抑えることと、抗生物質で細菌感染を抑えることでみていくこととなりました。
少しでも栄養状態の改善で壊死を止めることができるかもしれないので、食事と水分は小まめに与えていきたいと思います。
鼻の分泌物に関しては抵抗力の低下からくるもので、塊に関しては脱水によるものだということで本人が少し楽になるのであればと点滴をうってもらうことになりました。
人間の場合は静脈に少しずつ点滴を落としていくのですが、動物の場合、皮にゆとりがあるので皮と筋肉の間に一気に輸液を入れるのだそうです。
ものの5分ほどで終わりました。
腹部を触るとタプタプしているのが解ります。
この水分は、ゆっくり時間をかけて吸収されるそうです。
少しは楽になると良いです。
夜の10時半頃、力なく鼻を鳴らすのでベランダに出してみると、うんちとおしっこをしました。
この段階でまだ、点滴のタプタプが半分くらいは残っています。
【本日の健康観察】
食事:カロリーエース朝20ml、昼15ml、夕20ml
嘔吐:朝、黄色い胆汁500円玉2枚分、
飲水:スポーツドリンクシリンジで適時
排尿:中量1回、多量一回
排便:固い、ピンポン球大一回
服薬:ウルソデオキシコール酸100mg1錠、ビオフェルミン2錠、オーグメンチン、プレドニ1包
清潔:モーニングケア(蒸しタオルで顔拭き、点眼、)、鼻のケア(蒸しタオル後、ワセリンを付けた綿棒で拭う)
その他:両鼻詰まりあり、右唇から右の舌にかけて壊死、常時ヨダレあり
処置:皮下点滴51~500ml