最期の看護日記
9/8(水)
尿が出なくなり、吐き気も出ているので、体を空っぽにして、いよいよ最期の準備をしていたのだと思います。
それでも、制吐剤を入れて、無理に水分をとらせたり点滴を入れていたので、臀部あたりに浮腫みが出ていました。
お母ちゃんが実習に出た後、母が昼まで交代でエナジー飲ませたりしてくれていたのですが、飲み込めなくなった後に痙攣をおこし、さすっていると1度は落ち着いたようです。
昼前、母が家を出る前に、大量の下痢便と排尿をしたそうです。
それが12時半でした。
私が家に着いたのは5時でした。
最期に一緒にいてあげることは叶いませんでした。
死後硬直が始まっていたので、午後2時~3時頃だったのでしょうか・・・。
9/12(日)
今日はノアが生前お世話になっていた親戚に、最後に顔を拝みに来てもらいました。
のあが大好きだった人たちだから、本当は誕生日会に会わせて喜ぶノアの姿が見たかったのですが、緊急事態宣言により叶いませんでした。
まだ宣言中なので、ほんのわずかな時間でしたがお別れしてもらい、こちらの自己満足ですがよかったかなと思います。
明日、いよいよ引き取りです。
犬と暮らすことは、たくさんの喜びと発見があります。
朝の散歩が、とっても気持ちいいってこと。
近所の散歩仲間と知り合えたのも、この子が犬にも人にも懐こかったから。
一人暮らしが寂しくなかったのはこの子がいつも待っていてくれたから。
犬という生き物は、自分は寂しい思いをしながらまっていてくれるくせに、文句も言わずに全力で喜んで飼い主を迎え入れてくれるんですね。まだ若かった私は、そんな優しいノアに甘えてしまっていたころもありました。
この子は、たくさんの人を愛してくれて、また愛されるこでした。
最期に命の大切さ、健康な時期ををどう生きるかという時間の大切さを教えられました。
のあ、本当にありがとう。
最期はつらかったけど、よく頑張ったね。
虹の橋で先輩ワンちゃんと遊んで待っていてね。