看護日記 その11
こんにちは。ノアの飼い主のノアのお母ちゃんです。
前回に引き続き、慢性腎不全の末期であろう、老犬ノアと過ごす最期の日々の様子を、日記のように記録していく形で、今回も書き残していこうと思います。
※あくまでも、素人の勝手な看護日記なので、獣医さんが首をかしげる内容も多々あるかと思いますので、もし試してみたいと思っていただいた内容がありましても、主治医の先生に相談してみて下さいね。
看護日記その11
8/30(月)
今日から、お母ちゃんの学校も本格的に始まるので、それに伴いノアのお留守番も長時間になります。
前日、点滴をしている為、尿がたくさん作られたことは良かったのですが、夜中1時半、2時、5時半と、〈鳴く→ベランダに出す→排尿〉を繰り返しました。
鳴くといっても絞り出すようなかすれた「シュー」というような音です・・・
「キュー」と高く大きな声も出しました。痛みが強くなっているのかもしれません。
そして6時半、水分と薬を入れました。
吐かないことを確かめて、7時に餌と水分入れました。
お母ちゃん達は今日は8時に出発なので、吐かないように慎重に進めました。
出発するころ、まだ点滴の入った胸がぷよぷよしていました。
夕方4時頃、母に様子を見に行ってもらったところ、鼻が詰まっているため、苦しそうに口呼吸をし、脱水からか目もかぴかぴで、声にならない声でなき、トイレに行こうとして寝床から降りたまま上がれなくなっている変わり果てたノアの姿に驚き、あわてて早く帰ってくるよう連絡をくれたのですが、少し水をやってもらい、ダポダポのおむつを替えてもらいました。
お母ちゃんは今日は帰るのが少し遅くなりましたが、全速力で自転車をこいで帰りました。
そしてすぐに息ができないほど詰まった鼻の分泌物をきれいにしてやり、水分を与えました。
脱水と栄養不足で目が渇いたところから、修復できなくなっているような感じで、白濁してしまっています。
餌を与えて、水分を与えて、さらに弱ってしまったノアはトイレに連れて行っても立つことができませんでした。
それからずっと寝ています。
【本日の健康観察】
食事:カロリーエース朝20ml、夕20ml、夜チュールを薄めて1本
嘔吐:なし
飲水:スポーツドリンクシリンジで適時
排尿:多量4回
排便:なし
服薬:ウルソデオキシコール酸100mg1錠、ビオフェルミン2錠、オーグメンチン、プレドニ1包、ネフガード1粒
清潔:モーニングケア(蒸しタオルで顔拭き、点眼、)、鼻のケア(蒸しタオル後、ワセリンを付けた綿棒で拭う)その適時
その他:両鼻詰まりあり、右唇から右の舌にかけて壊死、常時ヨダレあり、立位困難、
どうしても、留守番中は、小まめな水分摂取と顔回りの清潔ケアや点眼、鼻の分泌物のつまりを取るケアができないので、呼吸困難感、目の渇きが酷くなってしまいます。
家にいる間だけでも、小まめすぎる程水分を与えていくしかありません。
今日1日で目が悪化してしまい、乾いて目が閉じないので生理食塩水で浸したコットンでアイマスクをして寝かせてみました。
ノアは今日も一日、頑張ってくれました。