看護日記 その5
こんにちは。ノアの飼い主のノアのお母ちゃんです。
前回に引き続き、慢性腎不全の末期であろう、老犬ノアと過ごす最期の日々の様子を、日記のように記録していく形で、今回も書き残していこうと思います。
※あくまでも、素人の勝手な看護日記なので、獣医さんが首をかしげる内容も多々あるかと思いますので、もし試してみたいと思っていただいた内容がありましても、主治医の先生に相談してみてくださいね。
看護日記 その5
8/23(月)
今朝5時頃、ベランダの前でノアが吠えている声でお母ちゃんも起きました。
急いで、出してやると多量のおしっこが出ました。
それからまた布団に戻り、しばらくお母ちゃんに体をくっつけて一緒に横になっていました。
最近のノアは瘦せて骨ばってきた上に、俊敏に動けなくなっているので、お母ちゃんは自分の寝相で骨折させてしまわないか心配で、ぐっすり眠れなくなりました。。
今日も吐き気がある為か、お口をちゅぱちゅぱさせていて時折「グフッ」とゲップのようなそぶりが見られます。
ちゅーるも欲しがりませんでした。
9時頃、胃を絞り出すような動き(逆蠕動)の後、10円玉大の唾液を嘔吐しました。
30分後にお薬入りのドリンクをスポイトで飲ませています。
水飲み場まで来て、水を弱々しく数回ペロペロとしただけで、その場に30分程考え込むようにたたずんでいました。
喉は渇くのに、吐き気が強く飲めなかったのでしょうか。
今日も風呂場に入りたがりました。
あまりにも長い間動かないので、スポイトで水分を含ませてやると納得したのか、また玄関に行って丸まりました。
夕方、またお水の前で固まっていました。
18時半頃、多量の尿が出ました。
夜になっても今日は全く食べられない様子だったので、シリンジで流動食を与えてみました。
初めての事なので少量に留めておき、明日吐かなければもう少し与えてみようと思います。
散歩では、家の周辺のマーキングポイントまで抱いていきました。
昨日マーキングしたポイントで降ろしても今日は固まって動かなかったため、今日は難しいかと思いましたが、次のポイントではニオイに反応して、マーキングをすることができました。
【本日の健康観察】
食事:カロリーエース15ml
補水:薄めたスポーツドリンクをスポイトで適時、自己摂取1口×2回
嘔吐:1回(10円玉大の唾液)
排尿:多量2回、中量1回
排便:なし(-5日)
服薬:ウルソデオキシコール酸100mg1錠、ネフガード2粒
清潔:モーニングケア(蒸しタオルで顔拭き、点眼、歯磨き)、口周りと足裏カット
言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション
「ノアが言葉を話してくれたらいいのにな…」と思うことがありましたが、犬という生き物は、言語でコミュニケーションがとれなくても、非言語的コミュニケーションはかなり取れる生き物だなと改めて感じています。
勿論、犬のボディーランゲージを理解しているということが前提にあったとしても、言葉がないぶん逆に人間よりも気持ちが解りやすいなと思う時さえあります。
こんなにしんどい今でも、「トイレに行きたい、喉が渇いた、撫でてほしい、嬉しい、甘えたい、好き、嫌だ、怖い」という意思表示をちゃんとしてくれています。
その思いをできるだけ漏らさずにキャッチしていけたら良いなと思います。
今日も、ノアと一緒の大切な1日を過ごすことができました。
続きはまた次回、更新します。