看護日記 その6
こんにちは。ノアの飼い主のノアのお母ちゃんです。
前回に引き続き、慢性腎不全の末期であろう、老犬ノアと過ごす最期の日々の様子を、日記のように記録していく形で、今回も書き残していこうと思います。
※あくまでも、素人の勝手な看護日記なので、獣医さんが首をかしげる内容も多々あるかと思いますので、もし試してみたいと思っていただいた内容がありましても、主治医の先生に相談してみて下さいね。
看護日記 その6
8/24(火)
夜中の3時半頃、お風呂場の前で鳴いているノアの声でお母ちゃんも起き、水を汲んであげたのですが、飲まないのでスポイトで口にいれてやっていると、ノア自らも少しですが飲みました。
布団に抱いて戻り、しばらく撫でているとまた眠りました。
7時過ぎ、またお風呂場前でお座りをしており「ゥアン!」とドアを開けてほしいと鳴きました。以前のような野太い声ではなく絞り出すような擦れた甲高い声でした。
風呂場に入れてやり、お散歩用の小さい器に水を入れてやると1,2口飲みましたが、昨日からがぶ飲みはしなくなっているようです。
お薬入りのドリンクを飲ませて、風呂場でそのままモーニングケアをしました。
右唇のヒダが腫れているような気がしました。
そのせいで、口をちゅぱちゅぱさせたり、自分で飲めないのかもしれません。
今日は10mlずつ水分を入れていっています。
下痢後に便秘をしているため、ビオフェルミンも飲ませてみました。
3時間程、風呂場にいましたが、水を飲むわけでもないので寝床に連れていきました。
その後、10時半頃になってやっと朝のおしっこが出ましたが、キレが悪く排尿後もポタポタと垂れていました。
今日は、昨日よりもフリーズする時間が長くなってきています…
今日も食欲が全くなかったのですが、唇が痛くて食べれない可能性も考えて、シリンジで流動食を食べさせました。
食後は自分で水を少し飲むことができました。
腫れのようなものが気になったので、清潔にしておきたいと思い、シリンジの水圧で食べかすを落としたところ、少しむせてしまいました。
その後30分以上玄関に立ち尽くしていたので、散歩に行きたいのかと思いドアを開けてみましたが、そういうわけでもないみたいだったので様子を見ていると、いつまでも動かないので、ノアの座布団を敷いてあげるとしばらくしてやっと丸まりした。
今日も玄関で過ごしていました。
夜の散歩は大きい公園まで行きました。
ノアはとても犬が大好きなので、他の犬たちにがすれ違うと尻尾を振って喜ぶ姿が見られました。犬の元に行きたかったでしょうが足は動きませんでした。
マーキングも1回できました。
足を洗った後、ノアが風呂場で水を飲みたがるため、可哀想な気もしましたが、そのままシリンジで食事を与え、シャワーで口を流しました。
【本日の健康観察】
食事:カロリーエース20ml、ちゅーる1本(14ml)
補水:スポーツドリンクをスポイトで適時、自己摂取1口×1回
嘔吐:なし
排尿:多量2回
排便:なし(-6日)
服薬:ウルソデオキシコール酸100mg1錠、ネフガード2粒、ビオフェルミン1錠
清潔:モーニングケア(蒸しタオルで顔拭き、点眼、歯磨き)
今日の振り返りと明日へ引き継ぐこと
昨晩から、半強制的にシリンジで流動食を与えだしましたが、今のところは嘔吐していません。
このまま朝1番にお薬を飲ませたうえで、流動食を続けてみようと思います。
歯茎か唇のヒダから出血があったので、歯ブラシはせずにシャワーかシリンジで流すことにしました。出血はすぐに止まりますが、腫れが治らなければ1度診てもらうこととします。
便秘も気になり、本日よりビオフェルミンを水分に混ぜて与えています。
もうすぐお母ちゃんの夏休みも終わるので、お留守番が増えることが心配ですが、結局どんな時でも「今の自分ができる限りのことをやっていくしかない」ですね。
今日も、ノアと一緒の大切な1日を過ごすことができました。
続きはまた次回、更新します。